FACTFULNESS(ファクトフルネス)は世界が想像よりもずっと良くなってきていることを教えてくれる

ファクトフルネス 書評

最近話題となっている「FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣」を読みました。世の中を正しく捉えることの重要性と同時に、世の中が着実に良くなってきていることを教えてくれる良書です。

FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

ざっくりいうとどんな本か?

世の中の見方が事実とは違っていることを指摘し、その背景になる人間の思考のバイアス、どうバイアスト向き合うかを説明した本。世界は人々が思っているよりずっと良くなってきているということを実感させてくれる本でもある。

目次
第1章 分断本能 「世界は分断されている」という思い込み
第2章 ネガティブ本能 「世界がどんどん悪くなっている」という思い込み
第3章 直線本能 「世界の人口はひたすら増える」という思い込み
第4章 恐怖本能 「実は危険でないことを恐ろしい」と考えてしまう思い込み
第5章 過大視本能 「目の前の数字がいちばん重要」という思い込み
第6章 パターン化本能 「ひとつの例にすべてがあてはまる」という思い込み
第7章 宿命本能 「すべてはあらかじめ決まっている」という思い込み
第8章 単純化本能 「世界はひとつの切り口で理解できる」という思い込み
第9章 犯人捜し本能 「だれかを責めれば物事は解決する」という思い込み
第10章  焦り本能 「いますぐ手を打たないと大変なことになる」という思い込み
第11章  ファクトフルネスを実践しよう

第1章 分断本能 「世界は分断されている」という思い込み

人は世の中は2つのグループに分けることができて、その間には決して埋まることのない溝があるはずだと思い込んでいる。先進国と途上国。都会と地方。

例えば周遊レベルでいうと、下の図のように4つの所得レベルで考えてみると良い。近年、着実にレベル4に移行してきている国がある。

ファクトフルネス 書評
ファクトフルネス 書評

分断本能を抑えるには3つの注意するポイントがある。

  • 平均の比較
  • 極端な数字の比較
  • 上からの景色

・「極端な数字の比較」に注意する

人や国のグループには必ず、最上位層と最下位層が存在する。2つの差が残酷なほど不公平なときもある。しかし多くの場合、大半の人や国はその中間の、上でも下でもないところにいる。

「極端な数字の比較」に注意する

人や国のグループには必ず、最上位層と最下位層が存在する。2つの差が残酷なほど不公平なときもある。しかし多くの場合、大半の人や国はその中間の、上でも下でもないところにいる。

「上からの景色」であることを思い出す

高いところから低いところを正確に見るのは難しい。どれも同じくらい低く見えるけれど、実際は違う。

第2章 ネガティブ本能 「世界がどんどん悪くなっている」という思い込み

「数値の差が10%程度かそれ以下である場合、その差を基になんらかの結論を出すことには慎重になるべき」

人が元来良いことよりも悪いことに気付きやすいことに加え、世の中に流れるニュースも悪いことの方が取り上げられやすいので、知らず知らずのうちに「世界がどんどん悪くなっている」という思い込みを持ってしまう。

悪いニュースが増えたからと行って、悪いことが増えたとも限らない。悪いことに関しの目が行き届くようになったということかもしれない。データを見ることが必要。

第3章 直線本能 「世界の人口はひたすら増える」という思い込み

人口は増え続けない。レベル1やレベル2の社会では、子供の死亡率が比較的高いこと、また労働力としての期待もあって子供の人数が多くなるが、レベル3、レベル4に移行する中で子供の人数が減っていくことはデータで実証されている。

ファクトフルネス 書評

第4章 恐怖本能 「実は危険でないことを恐ろしい」と考えてしまう思い込み

第5章 過大視本能 「目の前の数字がいちばん重要」という思い込み

ただひとつの数字がとても重要であるかのように勘違いしてしまう。数字の比較や割合での比較によってその数字の本当の意味を理解することが必要。

第6章 パターン化本能 「ひとつの例にすべてがあてはまる」という思い込み

ひとつの集団のパターンを根拠に物事を説明すること。一概にパターン化するのではなく、集団を小分類に分けたり例外を探すことでバイアスを避ける。

第7章 宿命本能 「すべてはあらかじめ決まっている」という思い込み

第8章 単純化本能 「世界はひとつの切り口で理解できる」という思い込み

自分が信じている考え方の弱みをいつも探し続けると良い。

第9章 犯人捜し本能 「だれかを責めれば物事は解決する」という思い込み

誰かを責めていると、他のより重要な原因に目が向かなくなり将来同じ間違いを防げなくなる。システムに注目する。

第10章  焦り本能 「いますぐ手を打たないと大変なことになる」という思い込み

第11章  ファクトフルネスを実践しよう

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参考:世界中の国々の人口や産業のデータを集めたGapminder

FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

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